中部電力株式会社様

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ビズネットとSAP Aribaをシームレスにシステム連携し、間接材購買の業務効率化の継続を実現

課題
  • ビズネットが提供する購買管理プラットフォームを利用した間接材購買について、調達システム刷新(自社開発システム➡SAP Ariba)後も、これまでと同じ水準の業務効率化を維持することができるか。
解決策
  • 購買プラットフォームとSAP Aribaのシームレスなシステム連携

中部電力株式会社様 調達部門の業務内容

今回は、調達センター総括・契約グループとシステムグループの皆様にお話しをお伺いしました。調達部門の主な業務内容は、各部署からの伝票の申請に応じて購買先の選定、見積取得、査定、契約をすることです。また、委託や工事請負、輸送の契約なども行っています。

ビズネットの購買管理プラットフォームは、2001年から利用しており、物品購入の中でも少額な間接材を購買する位置づけとなっております。少額な間接材購買は、購入頻度が非常に多いため、調達部署での集約購買ではなく、各部署が直接ビズネットの購買管理プラットフォームで購入することで、業務効率化が図られていました。

紙運用が残る旧システムの見直しからSAP Ariba導入へ

SAP Ariba導入前は、約20年前に当社独自で開発した旧システムを使用していました。しかし、電子決裁対応ができておらず、紙に押印して決裁を取るなど紙運用が残っている状況にありました。

そこで、さらなる業務効率化を目指しシステムの見直しを行いSAP Aribaの導入が決まりました。

SAP Ariba導入後は完全ペーパーレス化が実現しています。システム上で購買申請から契約決裁まで完結できるようになったことで、在宅ワークなどの新たな働き方にも寄与しています。

SAP Aribaと購買管理プラットフォームの連携へ

SAP Aribaと連携するカタログ購買システムについても見直しを行いました。見直しにあたっては、複数のカタログ購買システムを比較検討し、その結果、傘下の複数カタログでの購買を取りまとめ、一括管理が可能である点を評価し、ビズネットと契約することに決めました。
こうしてSAP Aribaとビズネットの購買管理プラットフォームの連携をお願いすることとなりました。

システム連携に向けて本番に近い環境で重ねたテスト

ビズネットの購買管理プラットフォームとSAP Aribaのシステム連携の取り組みは、2022年の1月から3月末まで社内で連携の構想を行ったのち、2022年4月にビズネットへ連絡。そこから本格的に連携準備がスタートしました。

ビズネットの購買管理プラットフォームに対してSAP Aribaへデータを介することで、今までビズネットの購買管理プラットフォームへログイン後におこなっていた購買データや出荷確定、オーダーの発注などの購買業務について、SAP Ariba内の管理画面内で全部完結できるように開発が進みました。

そして、想定される業務操作をパターン化し、連携できるかどうかなどのシステム間の連携テストを何度も重ね、業務へ反映できると確信できるところまで丁寧にチェックを行いました。

2023年2月後半~3月にユーザーテストを行い最終確認、そして連携への取り組み開始から約1年後、2023年4月1日ついに本格稼働が開始しました。

連携後は大きなエラーなく、業務効率化を継続

SAP Aribaと購買管理プラットフォームを連携することで、旧システム使用時と同じ水準で業務効率化を継続することができました。

また、本番に近いテスト環境を構築し繰り返し検証することで、SAP Aribaからシームレスに、今まで直接ビズネットの購買管理プラットフォームで購買業務を行っていた時と同じ操作感覚で、問題なく連携することに成功しました。

ビズネットのシステム連携のサポート体制について

【連携開発時】
約1年という短い期間で、開発・設定。また、本番とほぼ同じような検証環境を作ったことでかなり本番に近い形でテストができたため、本稼働初日は特に大きな混乱やエラーもなく稼働開始することができました。

【連携後】
連携後はお互い想定していなかった発注エラーがあった際、ビズネット側でフォローしていただき、順調に運用できています。その他にも例えば、納品書の宛名などを自社のルールに合わせ作成するといった親身なサポートを行っていただいています。

中部電力株式会社様の今後の展望

今後もカタログ購買のさらなる活用を目指しています。
そのためにも、取扱い品目の拡大、例えば、什器、オフィス家具なども増やして欲しいと思っています。
中部電力株式会社のみなさま、取材のご対応ありがとうございました。

お客様の声

  • 購買管理プラットフォームとSAP Aribaとのシステム連携前の不安はございましたか?

    システム連携がうまくいかなかった場合、通常の伝票として膨大な量の購買依頼があった場合、とても期日内に処理できないのではないかと心配していました。
    導入後は特に大きなシステムトラブルなく安定稼働しており助かっております。

  • システム連携後の率直なご感想はいかがでしょうか?

    以前のシステムと同じ操作感覚にて購入することができ、システム更新に伴うユーザーの混乱を軽減できていることがありがたいです。

  • システム連携開発時について何かございますでしょうか?

    (中部電力様システムご担当者様)約1年という短い期間で、テストを本番稼働直前まで実施していましたが、本番とほぼ同じような検証環境を作っていただき、その中でかなり本番に近い形でテストができたというところが印象に残っております。その点に関して本当にありがたかったなと思います。

お客様情報

中部電力株式会社様

事業内容:

再生可能エネルギー事業、原子力事業、海外事業、コミュニティサポートインフラ関連事業など

設立年月日:

1951年(昭和26年)5月1日

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