BPOサービス活用法実践編 「ビジネス拡大での活用」

コラム

さまざまな業務をアウトソーシングするBPOサービスでは、業務単位ですべて受託するために、コアとなる業務だけでなく、その周辺の業務機能に対応するものも少なくありません。

一般的にBPOの利用目的は業務効率化となりがちですが、コア業務以外に対応可能な機能を活用して自社の新たなサービスやビジネスを充実させることも可能です。

①自社取扱商品以外を販売して売上げアップ

プリンタや複合機などを取り扱う販売会社などでは、インクやトナー、コピー用紙などの消耗品の販売取り扱い業務が営業担当者の業務負担を増やしていることがよくあります。

このような業務をWebによる販売用のプラットフォームのBPOサービス活用することで、顧客からの受発注業務や、物品の手配、出荷、配送業務、さらに顧客からの在庫や納期の問い合わせ業務などの付帯業務をアウトソーシング化することができ、営業担当者が本来業務に集中できるようになります。

しかし、BPOの効果はこれだけではありません。これらのプラットフォームが事務用品なども取り扱っていると、それらの商材も一緒に顧客に販売できるようになります。その結果、顧客企業は物品の購買業務が軽減され、効率化が期待できます。

cl_c57.png

また、提供する自社の側も、トナーなどの消耗品販売の利益に加え、新たな商材の利益も加わり売上向上が期待できます。

②流通加工機能を活用し、販路を拡大

自社にない機能をBPOサービスで利用して、販路を拡大するという方法もあります。 販売用のプラットフォームには、キッティングと呼ばれる物流加工や小口出荷、顧客への直送機能など、物流のためのさまざまな機能が準備されています。

これらの機能をうまく活用することで、自社のビジネス領域ではなかった分野に低コストで販路を拡大が可能となります。

たとえば、とある企業の商品は、これまで問屋経由で小売店に卸されて販売していました。

人気商品なのですが、販売ルートが限られており、地方によっては販売されていないところもありました。そこで通販によって未販売地域をカバーすることで売り上げアップを画策します。

ところがこの商品、店舗向けに小ロットに分ける作業は各問屋で行っていたため、工場からの最小ロットが1000個単位となっていました。

通販向けの小口対応をするには、新たな製造ラインや販売、配送の仕組みを整える必要があります。しかし、どれほどのマーケットが作れるかどうかわからない初期の段階では、リスクのある投資となっていまいます。

そこで、販売用のプラットフォームの物流機能を導入してみたところ、工場からは通常の業務用のロットで出荷されたものを、物流倉庫にて小口向けに梱包をし直すことができ、1個単位でも出荷することが可能です。

cl_c58.png

また、宅配便を使った発送が可能になります。Web上に販売サイトを構築することも可能なため、設備投資することなくサービスを利用することができます。

このようなBPOサービスであれば、テストマーケティングとしてスモールスタートができ、ビジネス拡大のチャンスを図ることが可能なのです。

【関連記事】